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◆新たなレンタルサーバー脆弱性への対応について◆
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  平成30年01月4日
レンタルサーバークイックサーバー
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新たなレンタルサーバー脆弱性への対応について。

平素はレンタルサーバークイックサーバーをご利用いただきまして、まことにありがとうございます。

2018年1月3日、新たな脆弱性 「メルトダウン(Meltdown)」と「スペクター(Spectre)」が公表されましたこの脆弱性は、コンピューターやネットワークの内部のデータが、第三者に不正に読み取られてしまうものです。

弊社では1月5日までに、公表され続ける新しい技術知見と、セキュリティ専門メーカーの助言に基づき、セキュリティシステムの更新、および セキュリティブロックを強化する体制を整えました。その後、各メーカーから公開されるセキュリティ更新を実施しています。 セキュリティ専門企業やデータセンターと歩調を合わせ、「予想される危険からの回避」と「企業・法人向けサーバー対策」を迅速に実施します。

ご期待に応えられるよう、迅速な対応と、サービスの拡充、品質の向上に努めて参ります。


<本件脆弱性の解説>
コンピューターの心臓部である「CPU」(中央処理装置)に長年使われてきた「高速化」技術に潜む脆弱性です。そのためパソコンから、スマホ、レンタルサーバー、 SNSなどネットワーク・システム、そしてSSD,ハードディスク装置に至るまで幅広く関わります。この問題がどの程度の広がりを見せるか、まだわかっていません。
この種の脆弱性は、2017年7月ごろから指摘され出し、2017年12月には大手メーカーを中心にセキュリティ更新が開始されていました。その後、新たな脆弱性が発覚し 2018年1月2日には英IT情報サイト「The Register」が警告、翌1月3日には専用ページで情報が公開され、一気に緊急性が増したものです。
通常のレンタルサーバーは、365日24時間稼働しているだけでなく、同一コンピューターに多数のご契約社さまのサーバーで「CPU」を共有しているため、とくにこの種の脆弱性に警戒が必要です。

■ご参考
2018年1月3日  Meltdown and Spectre」(本脆弱性の専用サイト:英文)
        ※Google、ペンシルバニア大学、メリーランド大学、グラーツ工科大学など

2018年1月5日  脆弱性問題「メルトダウン」「スペクター」への各社の対応まとめ(Gigazine)
        FireFox が脆弱性に対応したFirefox 57.0.4を公開。
        Android 脆弱性に対応パッチ公開。
        Google クラウドサーバー修正パッチ(軽減策完了。
2018年1月5日  CPU の脆弱性「Meltdown」と「Spectre」への対応(トレンドマイクロ)
2018年1月9日  デバイスに見つかった深刻な2つの脆弱性(カスペルスキー)
        アップルが脆弱性(Spectre)対応版を公開
2018年1月10日 マイクロソフトがアップデート公開。(サポート終了のWindows7版含む)
2018年1月11日 マイクロソフトAMD製コンピュータの不具合に対応した更新プログラムを再公開。
2018年1月15日 マイクロソフト一部のコンピュータ向けに更新プログラムを再公開。
2018年1月23日 Google脆弱性に対応したChromeの次期バージョンを公開(予定)

 他に、WindowsPC製造メーカー、IBM,デル、HPなどサーバーメーカー、インテル、アマゾン、
 シスコなどネットワーク主要各社、ファイアウオール、ウイルスチェックベンダーなどの
 セキュリティ企業が、セキュリティ更新、セキュリティ情報を連日発信し続けています。




■(1月13日・15日追記) 緊急メンテナンスのご案内

サーバーのプログラム自体の、本質的な対処方法を検討してまいりました。
これにともない下記日程で、緊急サーバーメンテナンスを行う予定です。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。


対象サーバー 全サーバー
実施日  2018年1月15日(月)
実施時間 午前03:00頃 から 午前6:00頃までの、うち5分から10分程度
   ※弊社の全サーバーにて、順次対処を完了しました。
   ※今回の対応後も新たな問題が公表された場合、追加メンテナンスを実施します。
上記メンテンスによる影響
   メンテナンス中は、下記サービスが一時的に不安定になることが有ります。
   ・コントロールパネルへのログイン
   ・FTPアクセスログイン、ファイル転送
   ・メール送信と、メールログイン。
   ・WEBサイトの表示そのた、Webメール
   ・アクセス解析データ

 ※メンテナンス後は、最大10%程度パフォーマンス低下の可能性があります。
 (インテルの例によれば7%低下。脆弱性がCPUの高速化機能に潜むためです。)
 通常の使用では、速度の低下を感じることは、ないと思われます。

お客様側で必要なご対応
 現在までのことろ、サーバーに関しては、お客様側にてのにご協力いただく作業はございません。
 ご利用のPCやスマホ、SNSアプリなどに関しては、早めにセキュリティ更新をかけてください。
 今後、新しい更新がさらに追加される可能性があります。ご注意ください。

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